
20144月.26
先ずは始めに・・・
「ハム」「ベーコン」は、もともと豚肉を保存するために
経験的に習得した加工技術です。
冷蔵する手段のなかった時代は、肉や魚類の保存は、
「乾燥」「塩漬け」「燻製」などにしていました。
●乾燥(干し肉、干物、乾物)
干すことで食品中の水分含有量を減らし、細菌の繁殖を防いで保存性を高める。
また、独特の食感と味わいが形成される。
●塩漬け
肉や魚を塩分濃度の高い状態にしておくことで、
細菌(雑菌)を繁殖させにくくした保存方法で当時は岩塩が使用されていた。
素材に含まれる酵素でタンパク質が分解され、特有の風味やうま味が出る。
●薫製…燻煙 (スモーク) する
木材などを燃やした煙で、肉や魚をいぶす。
煙中の殺菌成分が食品に浸透して細菌の発育を抑えるとともに、
燻煙中の温度で水分量が減少して保存性が高まる。
また、食品に独特の風味や香りが与えられる。
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[塩漬け豚肉]は約5000年前にメソポタミアでシュメール人が作ったという説があります。
西欧諸国でも加工肉の歴史は古く、1000年以上前から船舶に積み込む食料として、
シンプルに塩漬けして長期保存可能な保存食として発展してきました。
しかし、昨今、科学技術が発展すると雑菌やバイ菌が入らないように
各種防腐剤などの添加物や、食欲を誘うように発色剤を混入させているのが現状です。
そんな中、我が霧島燻製ファクトリーでは、
獣医師や病理学の医師及び鹿児島大学の各先生方のご指導を得ながら、
約3年の月日をかけ独自の自然塩工法を編み出しました。
その間、自分達で開発設計したオリジナル燻製レンガ釜を制作し、
様々な試行錯誤の末、素材の旨味を最大限に引き出す事に成功。
たどり着いた境地は、鹿児島の名産、薩摩黒豚を霧島山中の山桜をチップにし、
地場で作られる木炭を使い7~8時間かけじっくり丁寧に燻すと言う事でした。
大企業ではコストや手間の面でとても採算が合わない手作りにチャレンジし、
徹底して地場の物にこだわり、たっぷりの時間と手間をかけた久保洋子の自信作です。
勿論、完全無添加ですが公的検査機関の安全確認も頂いておりますので、
添加物に対してアレルギーをお持ちの方やお子様でも安心して召し上がれます。
薩摩黒豚肉、山桜チップ、自然塩、良質木炭など
全て地場の最高品質の物に拘った中から生まれる自然な極上の旨味を是非ご堪能下さい。